木組み。
Aさま邸上棟・1F架構。
本日は市内郊外にてAさま邸の上棟。こちらは地元杉・無垢材による架構のお宅となっています。空間に整然と並ぶ梁材ですが 木組みの組み上がりがそのまま内部意匠となって成立する木の家です。無垢材を使用致しますので事前製材と木材乾燥が終了した後、仕上げ製材・刻み加工前に弊社施工チームにより、改めての木材含水率計測を実施しています。乾燥材とはいえ無垢材は一本づつに結構な数値のバラツキが存在するため、構造材としての品質を再度チェックしつつNG品を排除、木の表情や目合い等を見ながら どこにどの梁材を配置するかの検討を経て 木材仕口加工や表面化粧加工が施されていきます。この一連の事前作業を「木配り」といいますが、木の家は部材の一本一本が個体差のある天然材料で構成されていますので この作業、無垢材品質管理上での弊社必須ルーティンとして欠く事のできないものとなっています。このような経緯を経ながら はれて木の家の木組みは成立していきます。
Aさま、竣工までしばしのお付き合いの程何卒宜しくお願い致します。
Profile
山内智晃
YAMAUCHITomoaki
代表取締役