大工さんの手しごと
「オリジナル階段について」
大工さんは木を使いこなす手法をもっておりますが、そのわざを生かす環境がここ数年で極端に減り、工場でつくられた既成のものにたよる時代になってきました。
その技について今回着目したのは、弊社オリジナルの階段。
既製品が大半で、工場でつくられたものを大工さんが取り付ける時代ですが、家の中心に計画することが多いため、デザインにもこだわりつつ、毎日登り降りするため素足できもちい階段になるよう、階段板にひと手間加えております。
その技について今回着目したのは、弊社オリジナルの階段。
既製品が大半で、工場でつくられたものを大工さんが取り付ける時代ですが、家の中心に計画することが多いため、デザインにもこだわりつつ、毎日登り降りするため素足できもちい階段になるよう、階段板にひと手間加えております。
大工さんは木を使いこなす手法をもっておりますが、そのわざを生かす環境がここ数年で極端に減り、工場でつくられた既成のものにたよる時代になってきました。
その技について今回着目したのは、弊社オリジナルの階段。
既製品が大半で、工場でつくられたものを大工さんが取り付ける時代ですが、家の中心に計画することが多いため、デザインにもこだわりつつ、毎日登り降りするため素足できもちい階段になるよう、階段板にひと手間加えております。
弊社では『うづくり加工』といっておりますが、
柾目(木目がまっすぐな木)の板を深さを均一(この均一にする技がなかなか難しい)に堀り、ぽこぽこした段差をつけることで
足の引っ掛かりになりすべりにくくなります。このぽこぽこの深さで滑りにくさや、足ざわりを調整できるため、各ご家庭にあわせて調整させていただいております。
超深めですと、階段を登り降りするたびに足つぼ効果が期待できるかも(笑)
材種はやわらかい杉材を使用しており、衝撃緩和になり足にもやさしいくとても気持ちい良いです。
ただ、デメリットもあり、画像の通り物などをこつんとぶつつけるとすぐ傷がついてしまいます。
その傷防止のため、段鼻(木の先端部分のこと)にお家のカラーにあわせた堅い木を取付、もうひとてま加えております。
定期点検の際に住まい手さんから聞いた話ですが、この段鼻をつけることにより、先端の色が違うため段差の目印にもなり、とても登り降りしやすいと好評のようでした。
些細なことですが、このちょっとした木づかいが手づくりのよさであり、既製品ではつくれない木の心地よさを大切にし、大工さんには腕を奮っていただいております。