建具を干す。
OMソーラー『真木の家』。
建具屋さんに組んでもらった木製建具を干します。
写真は外部網戸になる桧の建具。 現場取り付けをおこなう前に、UVカットと浸透性クリア保護の塗装を
施さねばなりません。 塗装後15時間くらいは絶対安静。 なので屋内でゆっくりと干す訳です。
下の写真は格子戸を古色風に仕上げたいため、先ずは下塗り(木の目を安定させる)を終えて干します。
狙いの色に仕上げるには一発ではなかなかムズカシイ。 前行程が実に肝要です。
これまた浸透性ですが次の塗装が本仕上げ色となるため、完全乾燥が望まれます。
つまりこれも72時間くらいは屋内にて絶対安静が必要。
ただし、面会謝絶ではなく、ちょくちょく様子を伺いにお見舞いが必要です・・・。
ちょいとした建具とはいえ、室内・外の空間構成、イメージを大きくつかさどるかなり重要なアイテム。
木の家を練りこんで造ろうと思うと、どうしてもベストマッチな木製建具が欲しいわけです。
『なんとなく、心地いい空間だな・・・』 『ここに座ると妙に落ち着く・・・』 などといった感覚は、
実は建具の仕業かもしれません。
されど建具。 侮るなかれ。
Profile
山内智晃
YAMAUCHITomoaki
代表取締役