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ARCHIVE 2021年3月

木の家・木のキッチン。

Category / 物件紹介
2021 03.28 update

Iさま邸・キッチン竣工した Iさま邸・キッチン

 

農地転用から始まっての造成工事から 大変永きに渡って工事のおつきあいをいただいた Iさま邸。このほどようやく完成、そして無事にお引き渡しを終えました。木の家でありますので キッチン周りも木製・造作キッチンとなっております。このお宅もOMX搭載ではあるのですが、クッキングコンロはガスコンロ。腕に覚えのある奥様・ご主人様方からは やはり一定の支持がある仕様でもあります。ご家族協働での調理も促す目論見で アイランド型・並行ストレート配置のキッチンとなっています。調理のみならず、ご家族皆さまでの愉しいコミニュケーションの場でもあればなと思う次第です。私ごとながら我が家の2Fミニキッチンは某メーカーのセパレート型・超安価なシロモノでありまして お湯を出せばベコベコとシンクが踊るような非常に簡素な流し台なので お施主様向けのこういったキッチンをお渡しするたびに「いいなぁ」と心が叫ぶのでありますが、Iさまには ぜひぜひ毎日が愉しい、有意義な食卓を囲んでいただきたいものと思っております。 今後とも末長くおつきあい下さいませ。

 

Iさま邸・リビングリビング周り。チーク床材とウォルナットDテーブル

 

ルイス・カーンの逸品。(探訪シリーズ)

Category / ブログ
2021 03.16 update

IMG_0978 IMG_0964 ルイス・カーンルイスカーン 設計・エシェリック邸(フィラデルフィア郊外)

 

設計探訪ツアーで立ち寄った フィラデルフィア郊外の名作「エシェリック邸」。設計はルイス・カーン。この住宅は数々の住宅誌・デザイン誌などに掲載される名作。存在自体は知り得ていたものの 実際の作品をようやく拝むことができたのが2019年秋。COVID-19が世界的に猛威を振るう直前の訪問でありました。決して大きな建物ではないのですが 周囲景観からは明らかに異彩を放ち、60年前の施工建物とは到底思えぬエネルギーを発しておりました・・。現代で言うところのスクエア・軒ゼロ住宅ですが、凛とした開口部設計、エッジの効いた各所の納まりなど それはもう見所満載なのでありました。外部もベタベタとこれ見よがしの加工物を貼らず、潔いほどのモルタル直球仕上げ。おそらく幾度かの化粧直しは経ているのでしょうが、その意匠・設計意図は当時のまま。建物内部はあいにく撮影禁止ではあったのですが 現オーナー様のご厚意により約90分に渡り室内もとくと拝見。素晴らしい調度品や装飾コレクションの数々もさることながら 外光の呼び込み手法・開口部の手の込んだ仕掛け・グッとくる素材や寸法など ルイス・カーンの思想はまさにその細部にこそ宿っていたのでありました。日々の自身の業務において更なる鍛錬と引き出しを・・との想いから じっくりと観察するのでありますが 受けたインスパイアが日常の業務にどう作用するのか・しないのかは不明・・。ただ、真っ白なプランペーパーと対峙するとき 沸々と思い起こされるのであります。

スパート。

Category / しごと
2021 03.01 update

OMX降雪の影響がなくなった今、外周り工事のスパート

 

 

長い冬がようやく明けつつある昨今ですが、鳥取市郊外のIさま邸では 中断を余儀なくされていた外周の工事が佳境を迎えております。写真は玄関外部ポーチの石タイル敷設工事中ですが 素材としまして今回は「大谷石」を使用。入念なプレ敷設(割付け)の後 本敷設へと移行しています。今後はいよいよ外構工事に入っていく感じでありますが 室内からのビュー検討も踏まえ シンプル且つ柔らかな外構意匠になればと目論んでいる次第。現地周辺は多くの田畑に囲まれた長閑な環境ではあるのですが、通りすがら一服の清涼を感じるような、そんな全体意匠構成になればと思っています。

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