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FIN。

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2024 04.20 update

暖かくなりまして満を持してのお引き渡しシーズンの到来。閑静な住宅街に少し凛とした佇まいのお宅が完成いたしました。少々間口が広めの敷地ゆえに 家の前にカーポート、ではなくて 間口平行ライン上に車寄せのある居宅となっております。玄関までの距離も結構ありますので ややウエービングしたルートの枕木ステップを経るオフィシャルアプローチとしています。壁・平天井・勾配天井ともに板貼り仕上げとしていますが、それぞれ使用樹種と木目の仕様(柾目と板目)に変化を与えてありますので 経年の色彩的変化も塗装ベタベタ塗りでは得られない 無塗装ならではの木材本来の素性・チカラを活かした特徴あるものになるのでは と思っております。内部はデッキを囲んだL型配置のLDKに。将来の家族構成の変化に対応するよう 1Fは回廊動線を有していますので一定の経年後も暮らしやすい家となっています。Hさま、お待たせでございます。是非ごゆるりと。

 

Hさま邸 アプローチ木々の植樹も芽吹きの時期でよかった

 

苦悩。

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2024 03.31 update

弊社で製作にて設置される いわゆる”造作キッチン”ですが いつも最終まで悩ましいのがSUS天板の仕様を決定すること。素材の見た目のみならず、DK空間との相性、照明の反射光など 微妙に方向性の差異がありまして キッチンの設計上、無きアタマを悩ますことしばしば。 大別しますとSUSヘアライン仕上げとSUSバイブレーション仕上げがありまして ツヤツヤピカピカ、一定方向に細かな線状模様があるのがヘアライン仕上げ。一方、ややくすんで鈍く光るものの いかにも王道プロユースっぽい感じのものがバイブレーション仕上げとなります。それぞれ傷の付きやすさ、付きにくさ、見た目のシャープさ、無骨さ(良き意味で)、などと特徴はあるのですが、同じSUSでもこうも違うかという意匠。それゆえに製作のGO直前まで悩まれる方も多々ありまして・・。私見としては一択なのですが・・。

ヘアラインヘアライン。

 

バイブレーションバイブレーション

 

さていかに。

春の陣・スタンバイ。

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2024 03.16 update

春の訪れとともにこれまで机上での計画だった案件も いよいよ実施へと動き出していきます。春の陣でありますので完成はこの秋から晩秋にかけてくらいでしょうか。いずれもUa値0.33〜0.35の外皮性能と省エネ全館空調システムを備えた居宅となります。とはいえ数値性能もさることながら 内外装ともに人の目と体感を伴う 実際の心地よさを実現することが最大のミッションでありますので、焦らずゆっくりじっくりと進めて参りたいところであります。

Mさま邸。

Mさま邸。

Tさま邸。

Tさま邸。

Fさま邸。

Fさま邸。

今シーズンの雪。

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2024 02.23 update

ゆき

今シーズンの雪はあまり降りません。待ち望んでいる訳では全くないのですが、降った日でもこんなものなので例年に比べるとやや拍子抜けの感。たまーにドカン、はあるので気は抜けませんが。

夏

ちなみに良き季節になりますとこんな感じ。左が事務所棟、右がモデル棟となります。春はもうすぐそこ。

太陽熱の恩恵。

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2022 12.23 update

晴天なり。 OMソーラー・モニター事務所棟OMソーラーのモニタ画面。

 

本日は晴天なれども外気温はめちゃめちゃ低くて、お昼を過ぎても外気温5℃・・。ところが良いお天気なのでのOMソーラー太陽集熱パネルが稼働し、事務所内は無暖房なのに23℃という上々のスコア。電気を一切使用せずに 太陽熱だけでこの数値はホントとってもありがたい限りです。年末の真冬でありながら春の暖かさをランニングコストゼロで体感できるのであります。さらに設定室温度に達すると 今度はお湯をつくってくれるという優れもの。電気料金高騰の昨今、太陽熱利用のOMソーラーは にわかに注目を集めているのであります!

 

 

開口部の考察。

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2022 12.04 update

S邸リビング・ダイニング。先週お引き渡しのSさま邸:左官職人による塗り壁材と木のみで設えた静謐な空間

 

 

市街地にありながらも閑静な住宅街区にこの12月完成したSさま邸。長らくの工事にお付き合い頂き誠にありがとうございました。このお宅のリビングは正面に大型の木製引き込み戸を配し、限定的且つ印象的な光源としながら その他の壁はちいさな開口部としています。光源に対してあまりに大きい開口部をつくると 陽光の入射により室内が明るいのはいいのですが、そのぶんコールドドラフトという現象を招きやすく、暖房室温としては充分なはずなのに窓近くがすこぶる寒いという状況が起きてしまいます。室内といえどもじつは微気候が発生しておりまして 暖かい空気は必ず冷たい面に対し気流となって移動することから その「気流」を感じることで寒い、となる訳です。そうならないように全館空調の暖房床吹き出しスリットを開口部の床面に配し、言わば逆流の形で温風を吹き出すように計画するのですが、あまりに開口部が大きい場合には このコールドドラフト現象が防ぎきれない状態となりますので大開口部の連続計画の場合は注意が必要です。一方で開口部にはダイレクトゲインという 陽光の入射で室内インフィルを温める(蓄熱)という効果もありますので 適切な開口面積と入射方位によっては有効に作用いたします。いずれにしましても開口部(窓)の計画では温熱的な事前シミュレーションでよく考察した上での施工が肝要なのであります。

 

12月 お引き渡し。

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2022 12.02 update

公園通りのお店といえ。「公園通りのお店といえ」アプローチ。

 

師走ともなりますと夏季に上棟させていただいた案件が順次お引き渡しとなって参ります。やはり心情と致しましては”年内に入居したい”・・・。解ります。よく解りますので本日は薪ストーブ点火式を兼ねましてのお引き渡しと相成った次第。手前がお店でその奥が住居となっているシンプルな居宅でありますが 定番のそとん壁とこれまた定番の米杉柾目板にて構成されています。住居部分の板はUVカット&グレージュ色に化粧されまして なんとなくではありますがお店との離隔と共棲を図っているという目論見です。アプローチ廻りの植栽は冬季ということもあって少し寂しげではありますが翌春にはきっと眩い新緑の芽吹きを見せてくれるものと思っております。ひとまずはあったかい新居でごゆるりとお過ごしいただければと思う次第です。

薪ストーブ。

ストーブはデンマークの HETA : NORN(オーブン一体)。

 

Dangerous。

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2022 11.22 update

地域材をどしどし使用するのは 健全な地域森林の保全整備促進に寄与し、コスト・環境面からも大変良いことでありまして「地域材で住宅を」のスローガンは誠に結構なことであるのは間違いないところであります。しかしながら造り上げるものが住宅である以上、柱や梁など その使用する木材に於いては盤石の品質が確保・担保されておらねばならず、このチェックを疎かにする、或いはノーチェックで出荷者任せにすると 大きな痛手を負うこともありますので注意が必要です。特に「木材の乾燥」というテーマは重要でありまして 木材(製材後も)は材料の端部からの水分蒸発量が非常に多く、水分蒸発(水分移動)に伴い 必ず収縮するという特性があります。このとき木材の端部(端っこ)では「干割れ」「割裂」「貫通割れ」など 構造木材として致命的とも言える欠陥を孕んだ状態での製品も出現してきますので要注意です。なぜなら木材(梁など)の端部は構造上重要な 金物(ボルトなど)で強固に緊結される必要がある部位であり、この部分があらかじめ割れている、などの状態であると 構造担保上、非常に危険な状態であることは明らかなのであります。

設計・施工者として木材含水率のチェック、木材端部の状態や「割れ」などの確認は必須であるとともに 出荷者の品質意識・モラルの向上を強く求めるところであります。

ボルト接合部の材割れ

地元杉の無垢材。     まさにボルト緊結部分が「割裂」。 速やかに代替え品と交換。

 

ボルト接合付近のほぼ貫通割れ

地元杉の無垢材。     接合ボルト付近がほぼ「貫通割れ」。 上棟を延期し 交換後に上棟。

 

 

 

PLAN。

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2022 11.03 update

IMG_1641 PLAN。

壮大な計画。はたして いかに・・。

 

安定の光。

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2022 10.16 update

北側の開口部弊社サロン2F 北側の開口部。

 

 

弊社サロンの2Fは片流れの屋根構造をそのまま登り梁あらわしで空間構成しております。南が水上、北が水下の勾配天井でありますので 南にはハイサイドライト、北に大開口部を設けています。建物の北面での採光を考えるとき なんとなく暗くなりがちな印象、採光的に不利?なイメージがあるかと思いますが 実は北面採光は太陽直射光こそないものの 一日を通して非常に安定的な定量光源として有効な採光部と成り得ます。もちろんガラス性能上の熱損失などはよく勘案しなければなりませんが、適切なサイズ検討や視線の抜けviewなどがマッチすれば なかなか魅惑の開口部へと変貌を遂げるのかと思う次第です。北側の少し落ち着きのある裏庭の木々や景色など眺めながら ゆったりとした時間を過ごすのにピッタリな絵が切り取れれば なおGOODなのであります。

 

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