畳の居場所。
現代の家づくりの間取りから 畳の居場所を考察する (写真:Nさま邸)
人の居場所を考えるということ、その連続性から生まれる間取りの考察。ということは各空間の仕上げや設えもそれによって遊動し、翻弄されていきます。現代の住宅のなかで数寄屋感バリバリのキッチリ和室は極めて稀有な存在となり、ましてや二間続きの本格和室などは 近年ほぼほぼオーダーさえない状態ですが、(準備はしています・・)それでも日本人。やっぱり畳は捨て難いということで 辛うじて畳スペース、畳コーナーとして必須アイテム化し 間取り空間のなかでしっかりと存在しております。そんな畳の居場所でありますが、「欲しい」のは私も含め重々承知していても その適切な場所は?となると簡単にはいかないもの。いつも頭を悩ませるポイントなのではありますが、決め手はやはり「食べて、ちょっとゴロン・・」なのでしょうか。
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山内智晃
YAMAUCHITomoaki
代表取締役