研究会。
福知山市・舟越工務店さんにて研究会開催。 その名も 『OM日本海会議』。
新潟県から久保田建築さんにもお越し頂き熱い討議が展開されます。
舟越工務店さん、久保田建築さんともに日本海側OM工務店としてメチャたくさんのOM物件を手掛けられて
おり、しかも造り方、仕上がりのレベルが非常に高い。今回も両社とOMさんからレクチャーを受けつつ会議は
進行していきます。
が、先ずは舟越工務店さんの物件、モデルハウスなどを視察。
古民家再生の物件。 新旧の織りなすバランスが美しい。
新しい敷居と古い敷居のジョイント部。 なかなか にくい・・・。
古い架構をそのまま活かしたDK。 左は舟越専務。 職人気質ないい人です。
舟越工務店・モデルハウスにて研究会スタート。 薪ストーブでぽっかぽか。
さて、今回の研究会はじつに実りある会議でありまして、単に技術研究や情報交換・公開にとどまらず、
地域工務店の果たすべき役割、OB様への家守り業務の徹底など 同志だからこそできる本音トークが
延々と展開します。 さすがに皆さん着眼の鋭い猛者であり、実践者であります。
また、日本海側の気候特性から、『太陽』の恩恵という観点でみると一見、不利なように思いがちですが、
「だからOMの登場なのだ」 ということを今回この日本海会議で今更ながら再認識もいたしました。
太陽の光を電気に変換し、さらに消費・売電にまで至るまでの太陽光の確保は、確かに日本海側気候では
冬場などずいぶんと太陽光不足となる訳ですが、
(確かに昨年取り付けた我が家の太陽光発電パネルも思うように働いてくれていません・・。)
その点、太陽の熱利用ですと、太陽の熱を熱としてそのまま暖房や給湯に利用するので、特別に何の
変換技術も用いず、構造もシンプル。 日本海側気候ぐらいの太陽の顔出しでも、このありがたい恩恵に
授かれる訳です。 存分な太陽光は無くとも、太陽熱さえある程度届いていればそれをすかさず屋根で集熱
し、生活利用できます。 太陽からは窃盗罪で訴えられないのも魅力。
また、一般家庭の年間エネルギー消費の60%は、『お風呂の給湯』 と 『冬の暖房』 が占めている訳で
して、OMの床暖房とOMのお湯採りはこの両方に直接効くことで、家計の手助けをし、省CO2にも大きく
貢献するのです。
日本列島狭しといえど 縦に大きく分布する どん天気候の 日本海側気候区。
そんななかでも非常に多くのOMの家、OMの施設が建っており、また建ち続けています。
理由は、もちろんOMの効能そのものもあるのでしょうが、今回の新潟・京都・鳥取 メンバーによる
日本海会議で、なるほど解った気がしたのでした。
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