U−30。
山中の小高い丘陵地にポツンと建つ ミニマル・ハウス OMソーラー・Oさま邸工事中。
涼を求めて山中の現場へ進捗確認に出かけますが、目論見に反して灼熱の太陽が炎炎と照りつけ、外部足場の単管などは 不用意に肘などが触れると「アチっ」と発するほどのHOT状態・・。気を取り直し、しばし屋外でのチェック作業に勤しむものの やはりあまりの暑さゆえ 早々に屋内退避を余儀なくされます・・。大工さん、板金屋さん、猛暑の中 誠にご苦労様でございます。
さてこのミニマルハウス、U−30ということで延べ床面積が30坪に満たない広さであることを表しています。確かに決して大きな家ということではないのですが、家族4人の必要部屋数・エリアを満たしつつ、合理的な木材架構と温熱性能の堅持、各所の開口部バランスを整えた家となっています。「ミニマルに纏め、大らかに暮らす」ことは 常に設計のテーマでもあるのですが、ミニマルな空間ほど開口部の重要度は増し、その有りようを詰めていくと 室内から外への開放性とともにファサード形成上としても密に連携されたものとなって 外部環境とあいまった あたかも「必然」として成立してくるようになるのではと思います。
猛暑が過ぎて爽やかな秋口には完成の予定です。
Profile
山内智晃
YAMAUCHITomoaki
代表取締役