blog

社長のまじめな木の家ブログ

開口部・考。

木製サッシ

大開口・片引き込み木製サッシ(Kさま邸)

居室開口部の検討をする際、考慮しなければならない項目は熱損失性能・気密性能・採排風能力・操作性・サイズ、など多岐に渡るのですが、性能値などによる数字上での検討だけでなく、やはり家は人が永きに渡って暮らす まさに拠り所ですので その窓の向こうに展開する風景や外部環境をどう取り込むのか、枠取られた四方の縁の中に納まる絵はどのように人の目に映るのか などということをもっと深く考察することも必要なのではと思っています。写真のお宅(Kさま邸)では総幅2.4Mの一枚の木製サッシを片側の戸袋に引き込む構成となっており、サイドに展開する中庭をリビングから一望できるようにセットされています。このような「絵」が常に暮らしの傍らにあることで 視覚的な彩りや心地良さが加味され 愉しい家となっていくのではと思っています。このあたりも開口部考察の面白さではないでしょうか。

Profile

山内智晃

YAMAUCHITomoaki

代表取締役