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社長のまじめな木の家ブログ

木部塗装テスト。

ここんところ、PM5:30頃から 連日続いております、『塗装のテスト』。

弊社・木材加工場ストックヤードにて開催中。

社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-今日も・・・。

今回は樹種が 『ナラ』 ということもあり、やや試行錯誤が続いています・・・。

『スギ』 への木部塗装についてですと、内部用・外部用 ともに我々もずいぶんと極めた感がありますが、

『ナラ』 となるとじつは施工実績・バックデータに乏しくて、

  ○  こういう目合いの材料の場合は、先ずコレ!

  ○  オープンタイムをとってから次はこの処理!

などといった処方がまだまだ確立されておりません。 もちろん、プロの塗装屋さんや塗料(自然系)メーカー

の方の支援を仰ぎながらの作業ですが、実際はなかなかうまくいかないのです。

そう、まさに木は生き物ですから、塗装する環境(季節・天候・温湿度・塗装用具・樹種・含水率・塗料・

塗装姿勢・そしてウデ・・・など) によって、さまざまな仕上がりに変貌をとげます。

結果、仕上がるにはちゃんと仕上がるんですが、なかなか狙った 『感じ』 にビシッとキマル!には結構

難しく、また、キメル!にはそれなりの試行錯誤・紆余曲折を経ての検討なり、経過・結果を判断するための

事前検討時間なりが必要となってまいります。 

特に、天候不順な冬場の塗装工事には配慮が必要で、キチンと屋根のある場所で、事前に塗装を終え、

乾燥を終えた状態のものを現場へ搬入し、取り付けする必要があります。 

大工さんが無塗装の板を外壁に打ち付けたあとで、塗装屋さんが色付け塗装を追っ掛ける・・・なんて光景

をちょくちょく見かけますが、(しかも小雨がパラついていたりして・・) 外壁の経年経過に対する配慮として

?マークが点灯してしまいます。   やはり、少なくとも事前塗装を、また、塗装面だけでなく、その裏側の

面への事前処理も済ませておきたいもの。  事前塗装であれば可能ですから。

 

なかなか面倒ですが、されど 木部塗装なんです。

そんなこんなで、今回の塗料の検討テスト、もう少し続きそうです・・・。

Profile

山内智晃

YAMAUCHITomoaki

代表取締役