寒くなると。
こうやって段々と寒くなって参りますと、毎年、とあるものが活躍をはじめます・・・。
あるお客様からのご相談で、なんとかしてほしい・・とのこと。
夜になると天井裏からゴソゴソと・・・、ときにはミャー、ミャーと・・・。 ほほう、まず間違いないでしょうな・・。
それは、お化けではなく 『イタチ』 ですな・・・。
何を隠そう、ワタクシ、イタチの家屋侵入被害相談については、なかなかの腕利きでございまして、今まで
数々の実績をあげております。 しかしながら、イタチの退治ではなく 単なる侵入路の特定ですが・・・。
イタチはなかなか小さな動物でして、ちょっとした隙間や穴から難なく家屋へ侵入致します。
なにせ、家の中、とかく冬の天井裏ははあったかいですから格好の棲家となる訳であります・・・。
では、どうやってその侵入路を探し当てるのかといいますと、先ずは自らがイタチになりきること。
1 やや眉間にしわを寄せます。
2 少しでいいですが、鼻の穴をふくらませます。(時おり、ピクピクと)
3 口を閉じ、前へ突き出します。
4 腰を据え、なるべく低姿勢に構えます。
上記項目を守り、よーく家の外周部を見ていきますと、結構あるある・・。 特に古い家となると無数に・・・。
なかにはどうぞいらっしゃい状態の大穴まである・・・。
ワタシの経験上、古い入母屋のお宅などは危険ゾーンがいっぱいありまして、特に多いのが、
○ 入母屋・破風板の拝み部分の棟木上端。
(塗り壁施工などで、コテが届かない場所)
○ 同じく入母屋・破風板の裾部分から奥。
(やはり塗り壁施工の際、コテが入りにくい場所)
○ 基本ですが、床下換気口。
(ボロボロで穴が空いている、若しくは最初からそんなものはない場合)
今回のケースは一番明解な、床下換気口が設置されていないケースでして、すぐさま換気口を設置し
事なきを得ました。 ただし、イタチのお留守を狙っての換気口取り付けでなければなりません。
閉じ込めてしまっては大変ですので・・・。 (概ね日中は留守のケースが多いのでOK)
お化けかな? と思っている方や、夜中に何故か室内犬が騒ぐ・・・、などでお悩みの方、一度イタチに
なってみて対処して頂けたらと思います。
※ 換気口を付ける前は、スッカラカン・・・。
そりゃ、入りますわい・・・。
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