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社長のまじめな木の家ブログ

頑張れ、太陽熱。

築35年の屋根の上に据わり続ける、 某お宅の太陽熱利用温水器。

屋根に水をくみ上げて太陽熱で沸かすタイプ。 

かなり古くてメーカーも判りませんが、ここ近年お湯が沸かなくなってしまい もう捨てようか・・・との事。

いやいや捨てる前にちょっと診てみましょう。 ということで 頼れる若き?設備屋Y氏と屋根に・・・。

社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-温水器修理。

屋根上のタンクの蓋を開けてみますと、これはこれは、何と かなりの熱湯がたっぷりと沸いておりまして、

使われるのを今か今かと待っている状態でした。  お湯はきっちりと初冬の太陽熱でも沸いています。

それではなぜお湯が出ないのでしょう。

原因は、このパイプに有り!

社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-ゴムパイプ劣化。

長年の使用と熱による劣化なのか 熱湯タンクから送り配管までの経路を担うゴムパイプがブヨブヨに・・。

亀裂が入り、タンク内で漏水。 これではいくらいいお湯が沸いても送り配管までお湯が届かない訳です。

黒い部分はタンク内で浮かぶブイ(浮きの役目)。 こちらは問題ありません。

さて、この見るも無残なゴムパイプ、その容姿から 二人で 『クラゲロン。』 と名付けましたが、この部分

(長さ30センチほどのゴム配管) のみの交換で見事に復旧いたしました!

念のため、タンク内のお湯を全部入れ替えてタンク内清掃。 新しい水の導入直後から、みるみるお湯に

変化していきます。    やった! これで今日からまた太陽のお風呂に入れますね!

かなり古いタイプの太陽熱利用温水器でしたが、くたびれているとすればほんとにシンプル

な故障が原因なのでは?  ぜひ直して使ってやって下さい。

太陽熱を熱としてそのまま利用することは、熱のロスも極めて少なく、何の変換技術も要しません。

自然エネルギー利用として実にシンプルで、ゆえに構造もシンプルそのもの。

ピカピカの新技術ではまったくありませんが、この太陽熱利用、実にパッシブな直球勝負の実力派なんです。

がんばれ、太陽熱。

Profile

山内智晃

YAMAUCHITomoaki

代表取締役