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そこに吹く風。

Category / 家のこと
2011 04.26 update

夕刻の弊社モデルハウス  『OMソーラー・湯川の家。』

何の変哲もない真南・正面の建物の姿と植栽でありますが、よーく見ると南のシンボルツリー、

イロハモミジの枝葉が西方面に傾く・・・。  もちろん無風・・・。

社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-イロハモミジ。
なーんだか葉っぱと枝が西へ傾く・・・。

それもそのはず、ここ鳥取の地は、 気象庁・アメダス風配図からも明らかなように、1年を通じて

東南東の風が風速・頻度ともに大なのであります。

ですので、風通しの良い場所に植えてある植栽の枝や葉っぱをみますと、そこに吹く風が

よくわかるというもの。 もちろん家を設計する場合はこの風を強く意識し、うまく利用したい

(東から採風し、西へ排風) のですが、植栽の葉っぱまではコントロール出来ず・・・。

なるほどイロハモミジもこの場所に順応し、たてもの周辺環境の一員として、この地にすっくと

そして懸命に立っている訳でありまして・・・。

更地にポツンと立っている樹木などにも、ちょいと注意を払って観察してやりますと、方角は

もちろんのこと、 『 ♪こっちの風がつーよいよ・・・。』  などと、教えてくれているよう・・・。

こーんな感じで、昔からそこにある木や、何の変哲もない草花でもじつは 『こうするといいよ。』 

などと ちゃーんとアプローチしてくれているのであります。

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