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社長のまじめな木の家ブログ

N邸、げげげ!。

建販のリフォーム・・・ 『直して、住む。』

 

現在、鳥取市の山間部、N邸にて奮闘中です。

内部の壁、外部の壁を耐震改修しつつ、断熱改修を施し、クライアント様の要望空間へと創りあげていきます。

が・・・・・。

老朽化した柱の入れ替えの際に発見!

げげげ・・・。

社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-ボロボロ&スカスカ。

ここには当然あるであろうと想定された筋かい・・・。  壁をめくってみると・・・あるにはあるが・・・中身がない!

ものの見事に腐食&アリの餌食に・・・ありゃりゃ・・・。

よくよく検証してみますと、外壁からの雨水侵入により 常に湿潤状態で保たれた筋かいが腐食、格好の餌となっ

てシロアリに侵食された模様。  近接する柱にも被害が・・・。

このような状態では 万一の地震時に頼みの綱である筋かいが効力を発揮してくれません。

もちろんですが、この柱は交換、筋かいは新規に取り付け、耐震金物で強固に緊結しました。

一応、含水率計測器をあててみると なるほどこの柱の根元付近は他の柱よりも相当に高い数値を示しました。

      (この柱の木材含水率:39%)  (その他の柱の木材含水率:22%)

一般的に、木材に於いて腐朽菌が発生しやすくなる含水率は30%超からのようですが、今回のケースでも

その説は見事に裏付けられた結果に・・・。 ふむふむ。  やるな!含水計。

新築時の構造材木材含水率20%以下は もちろん必須ですが、その後、いわゆる経年後の含水率チェックも

工務店としての家守り業務には必要なようです。

今回の 『N邸、げげげ!』 iを機に 弊社のOB様邸定期点検項目にも追加しなければ・・・と思っています。

直して住み続けることは、とっても大切なこと。

なにはともあれ、定期的な点検、危険箇所の早期発見が肝要です。

その家の荷重バランスにマッチした耐震改修と、省CO2に配慮した断熱・温熱改修・・・。

      既存建物の改修・増築工事についても 建販スタイルで頑張っています!

 

Profile

山内智晃

YAMAUCHITomoaki

代表取締役