木材検査の日。
本日は、材料選定、並びに木材品質検査(確認)の日。
弊社・田中氏とともに、杉・原木の提携貯木場と普段お世話になっている製材所を訪ねます。
貯木場には鳥取の杉がわんさか・・・。
これは、梁材コーナー。 目詰まりもいい。
安定した品質の杉・無垢材を供給していこうと思うと、やはり少なくともこの段階からの選別が必要。
ときにウルサイことを言いますが、まぁそこは 『ぐ、ぐっと』 こらえていただきたい・・・。
続いて製材所へ。
この製材所は杉材供給に特化したグレーディングマシンを導入しています。
グレーディングマシンとは・・・?。
【グレーディングマシン】
JAS(日本農林規格)に則った木材の含水率と強度(ヤングといいます)を測定、表示する機械。
●人間が手で持ったり、触ったりの おー、おー、乾いた、乾いた・・・。
ではなくて、
キチンとJAS基準でデジタル表示します!
●まぁ、この程度の材料なら、ぼちぼち 強かろう・・・。
ではなくて、
キチンとJAS基準でデジタル表示します!
グレーディングマシンを通過した県産杉の赤身材。
含水率・18% E-90。
ミシンじゃなくて、油圧ハンマーの機械装置。
コンベアから流れてきた杉材を自動ハンマーでこーんと叩き、その反響や伝達スピードを測定し、
木材内部の状況を瞬時に知ることができる。
要は、この杉材を梁などで使用するとき、どのくらいのヤング強度があるかどうかを事前に非破壊で
調べようというもの。
マイクロ高周波分水計。
このレーンを木材が通過するとき、レーン上下からマイクロ波を照射し、含水率を計測。
木材料の表面だけでなく、肝心な樹芯付近の含水率を知ることができる。
ちなみに構造材のJAS基準値は20%以下でなくてはならない。 それ以上はNG!
このような設備を導入している製材所はまだまだごく少数ですが、やはり品質重視の姿勢と、
出荷者モラルの高い供給者を我々も応援し、そしてずっとタイアップしていきたいもの。
私たちは、「木の家」なるものを消費者の皆様にお渡しする最終の供給者でもあります。
ゆえに、頑張らねばならぬのです!
Profile