日光浴。
この時期の木。
非常に気になる木・・・。
いったい何が・・?
答えは水分なのであります!
今週あたまからの弊社加工場まえの様子。
この時期に伐採される杉などの木材は、非常に含水率が高い。
木そのものが水分をかなり要求する成長期なので・・・。
伐採前の杉の幹に耳を当てるとチョロチョロチョロと水を
吸い上げる音が聞こえるくらい・・。 本当っすよ!
なので、板材に挽いてもなお高い含水率・・。困ったもんだ・・。
こりゃ、しばらく使えんわい・・。 とほほ・・。
でも、外部の塀に使う板なのでキチンと赤身の杉板でいきたいっ!
このあたりの部分が、実は産直の家づくりの容易ならざるところでありま
して、住まい手さんにお届けする前段階での最終の品質管理が非常に大事
となってくる訳であります。
産地直送という、ときにスマートな言葉の裏側には 材料品質の確保・担保
の姿勢が必要不可欠なのでありまして、そういった意味においても、
材料出荷者、流通業者、造り手、は 今一度 目の前の建築用木材料の品質に
対し、眼をぐぐっと開かなくてはならぬ、と思う次第であります。
さてこの杉板材。キチンと乾いてからは、今度は適所への目視選別作業が・・。
なかなか厄介な季節になってまいりました。
Profile
山内智晃
YAMAUCHITomoaki
代表取締役