久しぶりに 勉強!
先日、はるばる大阪へ出向き、講習会に参加してきました。
その名も 『CASBEE・住まい(戸建)』 評価員養成講習会!
なんだそりゃッ? て感じですが、これからの住まいづくりにとって 結構重要な、意味のあるモノなんです。
この 『CASBEE』 (キャスビー:と読みます) とは、建築物が環境共生の観点からみて どういった性能、
影響、位置付け であるかといったことを 点数化と格付け(ランク付け)することによって 客観的な評価を行う
というものです。
平たく言うと、建物(住まい)のエコロジー度をあらゆる角度から検証し、あきらかにしましょうっ ていう具合。
なーんだ それだけか と思われるかもしれませんが、ところがこれはとても大切なことなのです!
これ以上の地球温暖化を防止するため、国もついに動き出し、住宅を環境の側面から評価することに
本腰をいれはじめたようです。
もちろん、今までのように建築基準法をはじめとするその他コンプライアンス遵守はあたりまえですが、
それを一歩推し進めて、 環境への配慮が充分なされている住まいには更にアドバンテージを付する
というもの。 格付け(ランク)は多岐にわたる評価基準を最終的に5段階に統合しランク付けされますが、
(Sランク、Aランク、B+ランク、B-ランク、Cランク) ほんと、よーく考えた家じゃないと高得点が得られない
仕組みになってます。
たとえば、建築木材を調達するとき。
その木材が伐採された場所から、建築現場までの距離がどれくらいあるか によって得点数が変動します。
もちろん、その距離が遠ければ遠い程、評価は低くなります。そりゃそうですよね。建築場所までの搬送中の
CO2排出量を考えれば、近くの山から木材を調達したほうが より エコロジー。
では、家が完成してからはどうでしょうか。
実はこのCASBEE評価、家が完成して ハイ、終わり。 ではなく、その家にずーっと住み続ける事での
エコロジー効果に より視点をシフトしていることが エライ!
毎年、50万戸といわれる戸建住宅がドンドン新築されているようですが、実は 家って、そのひとつひとつが
まぎれもなく CO2の発生装置なんですね。 断熱・気密などの性能が宜しくない建物はがんがん冷房、
どんどん暖房しなきゃいけない訳で、とても エコロジーとはいえません。
寒いときは、すこしの補助暖房であったかい家、暑いときはすこしの補助冷房で涼しい家をつくることが、
将来にわたっても、省エネルギー&エコロジーへとつながるわけです。
更に、自然エネルギーを最大限に採りいれた家は ◎!
OMソーラーの家にお住まいの OB様には 『OMシュミレーション・ノート』 というかたちで、この家が
年間にどのくらいCO2を削減するのか ということをお知らせし、お渡ししていますが、そうやって自らが
意識しながら生活していくことって、これからますます問われる時代に入ってきたのではないでしょうか。
『CASBEE』 Aランクの家をくださいっ。 て言うことは 実はかっこいいことなんです。
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