本日の仕事。
きょうは、木材へ塗布する塗料のサンプル試験をおこないました。
弊社の外部仕上げには 『智頭杉』 を使用した板貼りの家がよく登場しますが、どの現場も質感や耐候性、
色、経年経過など様々な項目を事前にかなり吟味して選定しています!
今年に入り、はや 3回目の木材塗料テストの実施。
事前に木材との相性や、風雨にさらした暴露実験を経てからの施工物件適用となります。
こういうのは、おもに私の仕事ですが、知らない人がみたら 夏休みの工作準備だと思うかもしれません。
(実際にある人から言われてしまいました・・・・・。)
さて、今回 取り寄せた塗料は、ハーブ、樹皮、鉱物などで天然素材配合された粉末塗料。
適量を水と配合、攪拌し、なじませるように刷毛で木材に浸透させていきます。
(ゆっくりとなじませるように・・・。)
(半分塗ったり、塗らなかったり、とにかくいろいろ試してみます。)
杉の赤身材、白太材、芯持ち材、芯去り材、板材、小割り材などあらゆるケースを想定した材料での試し塗り。
完全乾燥後、屋外での暴露実験(実際の雨、風にさらす)へと進みます。
今回の試験塗料は通常の顔料配合の天然着色防腐塗料とちがって、木の内部に浸透することによって
材料の酸化を促し、木材内部での腐朽菌発生を抑制するいというもの。
ちょっと難しそうですが、時間の経過とともにとてもいい色に変化(銀白色)していきます。
木の風合いと貫録を見事に発揮させた、個人的にはとても好きな色。
いい感じで上がれば社屋外壁にでもトライしてみたいと思います。
経過報告はまた後日。
Profile
山内智晃
YAMAUCHITomoaki
代表取締役