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ARCHIVE 木のこと

木材プラント視察など。

Category / 木のこと
2024 08.24 update

一昨日は弊社から車で1時間、「しそうの森の木」さんへお邪魔し、木材プラントの見学といつも懇意にさせていただいている「ヤマヒロ」さんの現場見学に出かけてまいりました。私はこのプラント見学は通算3回目となりますが 相変わらずの徹底された木材品質管理を継続されております。 杉無垢材のプラントはこの20年来、全国数多く訪問していますが 飽くなき品質追求姿勢と実際に生産される杉無垢材の品質はおそらくNo. 1かと思うところです。かの日本を代表する木構造研究の権威の先生もこのプランントにはお墨付きを出されたとのことで、木の集材から乾燥、グレーディング、製材、製品、手加工プレカットまで、まさに理想とする一気通貫のプラントがここにはあります。意匠性もさることながら家の構造材、しかも無垢材ですので管理不行届きによる木材内部割れ・木材端部割れなどは非常に怖いこと。木材端部(ボルト金物の接合部となります)があらかじめ干割れしているような品質無管理の無垢材を使用すると、地震時のいざという時に 肝心なボルトなどが簡単に引き抜けてしまい、家として決定的な変形・ダメージを与えることに繋がりかねませんので 私たち造り手も無垢材を使用する場合は この部分に関して細心の注意を払う必要があります。また、乾燥があまい状態での上棟、家づくりを行なってしまうと 木材は家となってからも乾燥を続け、その乾燥過程ではかなり高い確率で材収縮・干割れなどが発生してしまいます。(ピシッ、パキッなどの乾燥音がします)家となってしまってからの 壁・天井裏や小屋裏などの目に触れない部分で 寸法変化や割れなどの構造欠陥が起きてしまうことは何としても防がねばなりませんので 無垢材に関しては徹底された品質管理が不可欠なのであります。 そういった無垢材の品質リスクをあらかじめヘッジングするためにも 出荷者として意識の高い「しそうの森の木」さんのようなプラント、そしてもちろん「JAS機械等級区分」による格付けラベリングされた無垢木材が必要なのであります。

我が県内にもこのようなプラントがあればと切に願う次第であります。

 

建築中。端部割れのない意匠として成立する架構・グレーディング。

 

プラント。プラント内部。木材品質レクチャーを受けながら。

グレーディングマシン。

グレーディングマシン。「JAS機械等級区分」製材の供給には必須の検査マシン。

ヒルデブランド乾燥機。真空減圧乾燥機。 無垢材端部割れ・内部割れを起こさず、何と言っても木材の木味(色・艶)・上がりが良い。

 

 

CHECK。

Category / 木のこと
2017 12.24 update

構造材検査加工前に 杉・構造材を自主検査の模様。

 

弊社では物件のスタート前に、必ず使用構造材の全棟自主検査を行っております。木材の乾燥終了品を並べ、加工段階へ移行する直前に最終の木材含水率チェックを実施。また それぞれの木材の顔(木理や目合い)を眺めながら 構造図面と照合させ 家のどの部分に使用し どう見せるか(見られるのか)など、適正な配置・バランスを入念に検討致します。この一連の作業は一般的に 木配り(番付けとも呼ぶ)と言いますが、無垢材を架構・適材適所使用する上で 弊社ではこの10数年来 欠くことのできない必須ルーティンとして確立されています。若手大工・スタッフも興味津々で取り組んでおりますが、意匠・設え のみならず 木の家の根幹である木構造そのものに目を向け、管理する意識の醸成にも一役買っているものと思います。

定番。

Category / 木のこと
2015 10.21 update

弊社物件見学を終え、懇親会を終え、2日間に渡る
勉強会を終えたあとは、定番の砂丘へ。
全国各地から総勢30名。
物件見学。
見学。
勉強会。
けんぱん の家のレシピ。
遥か遠くにいった人も。
定番の砂丘。ひたすら帰りを待つ。
初めて砂丘をご覧になる方 多数の模様。
丘を越え、そして見えなくなった。
物件視察にご協力下さいましたお施主様の皆々様、
誠にありがとうございました~。

竣工から半年。

Category / 木のこと
2015 08.31 update

竣工から半年が経過した Mさま邸。
とある平日の午後の様子。
南西のアプローチから。
外観とアプローチ。
程よいグランドカバーとグリーン。
LD。
LD。
シンプルな家具とラインの憩いの間。
K/シンク廻り。
K/シンク廻り。
自然光を取り囲む 普段使いの食器。
何気ない日常の暮らしを丁寧に 愉しく暮らす姿勢が
伺えるお宅です。 
Mさま、ありがとうございます~。

また、これ。

Category / 木のこと
2013 07.05 update

また、これかいな・・などと言うなかれ。
木を選ぶ作業、大切なルーティンなのであります!
さて今回も気を引き締めての W邸 木配り・番付け作業の模様を。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-バーンと広げる。
先ずは乾燥済み智頭杉材をバーンと広げる。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-相談。
どこにどの材を使うかを相談しながら決めていく。
ときに意見の相違もあるが。
おっとっと、勿論、木材含水率は全数チェック。
僕の担当。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-番付け。
振り分け済みの材料はちゃんと行き先を書く。
字はうまくないが 要はきちんと事前チェックすることが
大事なのだ。
写真3枚での紹介でありますが、かなりの時間を要するのでありまして
なかなか骨の折れる作業・・。 実際に骨は折れませんが。
W邸、準備万端なのであります。

材検。

Category / 木のこと
2013 05.29 update

本日、Yさま邸・材検。
恒例の智頭杉構造材・番付け、木配り。
あ、それと大事な含水率の全数チェックを。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-恒例の作業。
あいにくの雨だが、乾燥材ストックヤード内で作業は出来る。
奥の一角に 京都・住暮楽さんのチェック済み材料があった。
なかなかやりますな! 上方町家
Yさま、お立ち会い頂きましてありがとうございました~!

よし、これっ。

Category / 木のこと
2013 04.18 update

本日は恒例の材検。
そう、Tさま邸・智頭杉構造部材の全数チェックの日であります。
杉の構造部材の含水率チェックをはじめ、グレーディング後の適所への
材振り分けを決めてしまう重要な日。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-いい梁。
一本ずつ配置分けの番付けをする。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-番付けのようす。
しんちゃん、間違えるなょ。
この作業が いわゆる現場の『あがり』を左右いたしますので、
慎重に且つ確実に振り分けを行うのであります・・。
こうして粛々と作業は進行していくのであります・・。

ZAIKEN。

Category / 木のこと
2013 02.07 update

本日は材料検査の日。
事務所から車で20分ほど北上し、杉の一大生産地・智頭へ。
道中、菓子パンをかじりながら・・。 コーヒーと・・。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-原木。
原木の集材、皮むき、製材、乾燥、仕上げ製材までを
一気通貫で。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-杉の梁材。
乾燥後のNさま邸梁材料の一部。
今回も優等生が揃ったが、これから適材適所へのグレーディングが始まる。
いわゆる、『木配り』作業の開始である。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-材検開始。
材料一本一本の顔、表情、くせ、背、腹、などを見ながらどの場所に
どう使うかを決めてゆく。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-決定。
『木配り』を終えたものはこのように行き先を書く。
字は汚いが、材は優秀。これでどこに使うか判るのである。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-含水率チェック。
勿論、木材含水率のチェックは必須。
この係は主に僕の仕事となる。 ラクなので・・。
でもこのポイントが、かなり重要!
そう、木材は適正にキチンと乾いていなければならないのだ。
目標数値は含水率20%以下であること。
今回もTOTAL 4時間で全材料のチェック、木配りを終了!
この作業を年間を通じ、全棟について実施するのでありますが、
なかなか骨の折れる仕事・・。 寒いときなどは特に・・。
しかしながら品質管理上、どうしても避けては通れぬのであります!
※ 今回は木材含水率においてNG品の割合が少し高めでありました。
  F君、次回はキチンと頼みますぞ!

日光浴。

Category / 木のこと
2012 06.13 update

この時期の木。
非常に気になる木・・・。 
いったい何が・・?     
答えは水分なのであります!
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-日光浴させる。
今週あたまからの弊社加工場まえの様子。
この時期に伐採される杉などの木材は、非常に含水率が高い。
木そのものが水分をかなり要求する成長期なので・・・。
伐採前の杉の幹に耳を当てるとチョロチョロチョロと水を
吸い上げる音が聞こえるくらい・・。 本当っすよ!
なので、板材に挽いてもなお高い含水率・・。困ったもんだ・・。
こりゃ、しばらく使えんわい・・。  とほほ・・。
でも、外部の塀に使う板なのでキチンと赤身の杉板でいきたいっ!
このあたりの部分が、実は産直の家づくりの容易ならざるところでありま
して、住まい手さんにお届けする前段階での最終の品質管理が非常に大事
となってくる訳であります。
産地直送という、ときにスマートな言葉の裏側には 材料品質の確保・担保
の姿勢が必要不可欠なのでありまして、そういった意味においても、
材料出荷者、流通業者、造り手、は 今一度 目の前の建築用木材料の品質に
対し、眼をぐぐっと開かなくてはならぬ、と思う次第であります。
さてこの杉板材。キチンと乾いてからは、今度は適所への目視選別作業が・・。
なかなか厄介な季節になってまいりました。

材検。

Category / 木のこと
2012 05.16 update

今日も山へ。
でも芝刈りではありません。
K邸・加工前の智頭杉構造材・材料検査の日なのであります。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-含水率測定器。
含水率測定器にて構造材の含水率をチェック。
全現場・全構造部材にて実施。
$社長のまじめな木の家。ぶろぐ。-材の善し悪し。
部屋空間と材の組み方を念頭に選別してから番付け。
ムムム・・と悩む時もある・・。 ムムム・・と。
妥協は禁物。
今回も貫徹するのであります。

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